「戦都の陰陽師」迷宮城編
皆様、こんにちわ。
この頃、急に暑くなったりして、体調管理にはご注意ください。3月中旬で、25度以上ですので。
数日前、いつもの本屋さんで、武内 涼の「戦都の陰陽師」迷宮城編が出ているのを見つけました。
このシリーズで3冊目です。すぐに購入しました。
2011年の角川ホラー小説部門で、次点に選ばれた「青と妖」という小説を書きなおして、「忍びの森」というタイトルでデビューした30代の若手作家ですが、本当に素晴らしい自然描写、活劇シーンの連続で、今回のシリーズ3作目も文句ないですね。
紀州の自然の何と綺麗な光景か、又、田園の小川の生き物たちの生態など、時代小説でしか描けない雰囲気に満ちております。
ここまで、次回の本が待ち遠しい作家は、いないですね。
主人公の姫、若干、16才の陰陽師とそれを陰でささえる、伊賀忍者達、当時の庶民の暮らしぶり、京都の街並みなど、生きざまが匂いとなり、文章から漂ってくる感覚がします。
なぜか、切ない時代小説というか、ファンタジー小説と言えそうです。
以上、本日のブログでした。