遂に刊行、大江戸恐竜伝(夢枕 漠)
皆様、こんにちわ。
12月も残すところ、2週間を切っておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、今読んでいる本の話になります。
冒険小説というか、空想時代小説というか、夢枕 漠の単行本が11月より連作で5冊分の3冊目までが刊行されております。
時代は、江戸時代・明和八年(1771年)に始まる大江戸恐竜伝というタイトルですね。
主人公が平賀源内で、彼が龍骨、今でいうところの恐竜の化石を見たところから、ストーリーが展開して行きます。
平賀源内ですが、当時の人間としては、すさまじい知識を有している模様があちこちで散見されます。
本草学者、画家、戯作者、医者、鉱物資源開拓、発明家、今回は船の設計者としても描かれているのですね。
ストーリーは、実際にお読みになって楽しんでください。
しかし、辞書もない時代に、オランダ語にも通じて物理学の知識もない時にすでに、電気に関してもエネルギーとしてとらえていた感覚、凄いの一言ですね。
人間観察としても、非常に面白い本です。
4巻は12月末、最後の5巻目は、来年1月に刊行されるとのこと、待ち遠しい連作ものです。
作者の得意な中国古典からの引用、漢文に触れるのも素敵ですね。
以上、本日のブログでした。