測量図の信頼度?

先日、千葉の不動産屋さんより、連絡がありました。

お客様で、東京の下落合で、かなりお安い土地を見つけて、現地をすでにご覧になり、気にいったので、是非そこで話を進めたいということでした。

当然、狭小地、変形地で、狭小住宅を建てたいということですので、その不動産屋さんがスモールハウスのサイトを見て連絡したそうです。

そして、下落合で駅近で、間口が狭くて、線路際で、奥行きが数十メートルという話をお聞きした時点で、その土地のことがピントきました。

実は、この土地、数年前から私も気にしていた土地でして、ここではアパートが一番良いのではと考えていた土地なのでした。

数日して、担当不動産屋さんとお客様で再度、現地を確認した折、念のため、間口をメジャーで計測したところ、測量図では2.45mとなっていたのに、実際は、2.2mしかないとのことでした。
この20cm以上の誤差は、なんでしょうか?

そして、売り主に確認したところ、測量図事体が現地で計測したものではなくて、図面上で描いたものだそうです。

現地には、境界杭も石もなくて、その測量図をもとにして建物の確認申請すらとっているとのことでした。

今回のケースは、私自身もはじめてのケースでしたが、売り手、売主側の対応の仕方が、非常に問題ある物件だということが、現地を調べて、判明したことになります。

当然、お客様としても、この土地はパスするという結果になりましたが、今後の測量図を見る上で注意すべきことを、教えてもらった良い機会と考えたいですね。